【安全なダイエット~若い世代、中高年世代~】                     
BMIをご存じでしょうか、ボディ・マス・インデックスと呼ばれ肥満の度合いを表す指標です。BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算します。
《18.5未満 : やせすぎ  ・  18.5~25未満 :正常  ・   25以上  :  肥満》
まずは自分にダイエットが必要かどうかを考えましょう。若い方、特に女性の方、無理なダイエットはやめましょう。食事を抜くことや炭酸でおなかを満たすような方法は、筋力が衰え、体脂肪ばかり増えて逆に隠れ肥満になります。栄養不足になり、貧血や生活習慣病や病気のリスクも高くなり、妊娠にも影響します。肌の色も悪く、カサカサになり吹き出物も出やすくなり、美容にもよくないことを知ってほしいと思います。
又、中高年のBMIが高い方のダイエットのための食事制限も、健康に悪い影響があることを知っていてください。筋肉量が減り基礎代謝量、エネルギー代謝量の減少につながりますし、ストレスに弱くなり、病気を引っ張ってくることがあります。
食事量ではなく、間食の取り方や調理方法を考え直しましょう。栄養バランスの取れた食事をしましょう。特にたんぱく質をとりましょう。筋肉だけではなく、血液や骨を作ります。肉、魚、卵、大豆製品、乳製品を毎日の食事に取り入れましょう。お酒は控えましょう。過度な糖質制限や脂質制限はよくありません。BMIが正常でも、腹囲、血圧、血糖値が高い方も食事を見直しましょう。
筋肉量を維持するために適度な運動をすることが大事です。筋トレ、有酸素運動、バランス訓練などを組み合わせましょう。
野菜がとれていないから、それを野菜ジュース類に置き換えることは、必要以上の糖質をとることになります。
短期間で体重を落とすことは、長続きせず、リバウンドします。中高年世代の方は、健康を維持しながらゆっくりとダイエットをすることが大切です。




春の三寒四温 ~「気象病」に気をつけて
 どんよりと曇った日、また雨の日は頭が重かったり、季節の変わり目には決まって体調を崩したりしませんか。最近「気象病」という病気が注目されています。これは気候や天気のせいで体が不調になるというもので、頭痛、めまい、疲労,関節痛、うつ状態、嘔気などいろいろな症状があります。
その原因は、気圧・気温・湿度など気象の変化で自律神経が乱れることと言われています。内耳の機能低下も関係しているようです。
気象病は男性より女性の方が多く、若い方は頭痛、高齢の方はめまいが多いようです。また乗り物酔いをしやすい方は気象病になりやすいといわれています。
予防には自律神経を整えることが大切です。ストレスはどこにでもあります。誰にでもあります。①まずは規則正しい生活をしましょう。朝起きたらカーテンを開け日光を浴びましょう。②十分な睡眠をとりましょう。寝る前に刺激的なテレビやスマホを見る事はやめましょう。安眠が取れないようです。③勝敗のかかったスポーツよりウオーキングやサイクリングなどマイペースでできる有酸素運動をしましょう。自律神経が鍛えられます。
漢方薬にも効果があるものがあります。東洋医学には体の中の水の流れが悪くなると頭痛、めまい、むくみなどが起こるという考え方があります。漢方薬を飲むことで、体の水の巡りが良くなり、気象病の症状を軽くすることができます。
 春は三寒四温で低気圧と高気圧が交互にやってきます。暖かくなると副交感神経が活発になりますが気温の急変により自律神経も乱れがちになります。気象情報をチェックして、体調に合わせた服装、生活を心掛けましょう。

アンチエイジング
 新しい年を迎え、『心あらたに今年も頑張ろう』と毎年思います。でも、少しずつ老化が進んでいる自分の体のことも気がかりです。アンチエイジング、これは身体を若々しく保つことです。そのためには何が大切なのでしょうか。
人の体は活性化酸素を作ります。これは病原菌やウイルスなどから体を守る反面、過剰になると細胞が傷つきます。これが酸化ストレスです。酸化ストレスは、悪玉コレステロールの増加や生活習慣病の原因になります。動脈硬化が進み、血液が流れにくくなり、老化を促進するようです。老化防止のために次のようなことを心掛けてみましょう。
①質の良い睡眠をとること:質の良い睡眠とは、眠りについてから1時間半ぐらいの間にぐっすり眠れることだそうです。良い睡眠は心身の疲れをとり、ストレスをなくし、老化の進行を遅らせるといわれています。②お酒を控えること: お酒は、老化の原因の活性化酸素を発生させるため控えましょう ③適度な運動をする : 運動は血流をよくし、筋肉の衰えも防ぎます④栄養のバランスがとれた食事ビタミンA・C・Eは抗酸化ビタミンと言われています。海草や緑黄食野菜をとりましょう。
⑥体の体の糖化を防ぐこと: 高血糖は老化を進めます。甘いものは控えましょう。⑦低栄養状態はやめること:食事の制限もよくありません。脳の老化を早めます。肉、魚、特に青魚をとりましょう。⑧その他、紫外線や大気汚染、喫煙などは活性化酸素が増えやすいということでした。
老化は仕方がないけれど、そのスピードは緩めることができます。
 いつまでも若々しく健康でありたいですね。
今年も頑張りましょう。